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安全なAI利用ガイド

ChatGPTに入力してはいけない情報とは?会社員向けチェックリスト

仕事の文章を生成AIへ貼る前に、何を避け、どう置き換えるかを具体的に確認します。

公開日:2026年9月4日 / 更新日:2026年9月4日

先に結論:所属組織が許可していない情報、パスワードやAPIキー、本人や顧客を識別できる情報、未公開の業務情報は、そのまま入力しないでください。最初に組織の生成AI利用規程と、利用するサービス・プランのデータ取扱条件を確認します。利用が許可されている場合も、目的に不要な情報は削除・置換・抽象化し、送信前に人が読み直します。

ChatGPTに入力してはいけない情報の具体例

「ChatGPTだから一律に禁止」「設定を変えれば何でも入力できる」とは判断できません。組織の規程、契約、利用サービスの条件によって扱いが変わります。迷った情報は入力せず、担当部署へ確認してください。

区分具体例入力前の対応
個人情報氏名、メールアドレス、電話番号、住所、社員番号、顧客番号、履歴書、相談内容目的に不要なら削除。必要な属性だけに置換し、再識別できる組合せも確認する
認証情報パスワード、APIキー、アクセストークン、秘密鍵、認証用URL入力しない。露出した可能性があれば所属組織の手順に従い無効化・再発行を検討する
機密情報営業秘密、設計、ソースコード、未公開製品、価格戦略、契約条件、NDA対象資料許可範囲を確認。外部へ出せない情報は入力しない
社内情報議事録、組織図、社内URL、案件名、障害情報、人事評価、未発表数値「社内にある」だけで判断せず、情報区分と利用規程を確認する

個人情報・認証情報・機密情報・社内情報の違い

個人情報

特定の個人を識別できる情報です。氏名だけでなく、連絡先、所属、識別番号などの組合せで誰かが分かる場合もあります。法令上の判断は個別事情によるため、この記事やツールだけで確定しません。

認証情報

サービスやシステムへ入るための秘密です。パスワード、トークン、秘密鍵などは、文章を分かりやすくするためにも通常は不要です。伏字のつもりでも一部が残っていないか確認します。

機密情報

会社が秘密として管理する技術・営業・契約上の情報などです。経済産業省は、外部の生成AIへ営業秘密を入力する際、秘密管理性を失う可能性などへの留意を示しています。

社内情報

社内情報のすべてが同じ機密度とは限りません。一方、「社内向け」「関係者限り」「未発表」などの表示がある情報は、自己判断で外部サービスへ入力しないことが重要です。

入力前チェックリスト

情報を削除・置換・抽象化する方法

  1. 削除:依頼の目的に不要な氏名、連絡先、署名、認証情報を消します。
  2. 置換:「山田太郎」を「担当者A」、「株式会社サンプル」を「取引先A」のような役割名へ変えます。
  3. 抽象化:正確な売上額を「前月より減少」、具体的な案件名を「社内システム更新」のように必要な粒度まで一般化します。
  4. 分割:全文を貼らず、相談に必要な一部分だけを使います。
  5. 再確認:置換後の文だけを読み、前後関係から元の個人・会社・案件を推測できないか確認します。

説明用の架空例

田中様(tanaka@example.test)から、未発表の製品Project Falconについて問い合わせがありました。

取引先担当者Aから、未公開製品について問い合わせがありました。

メールアドレスと固有名を除いても、相談目的が満たせる形へ置き換えています。実際の情報は使用していません。

仕事で生成AIを安全に利用する手順

  1. 所属組織の生成AI利用規程と、許可されたサービスを確認する。
  2. 利用するサービス、プラン、設定のデータ取扱条件を公式情報で確認する。
  3. 依頼の目的に必要な情報だけを選ぶ。
  4. 個人情報、認証情報、機密情報、社内固有情報を削除・置換・抽象化する。
  5. 入力直前に文章全体を読み直す。
  6. 許可されている場合に限り、生成AIへ入力する。
  7. 生成結果の事実、権利、品質、残存情報を人が確認する。

OpenAIの公式説明でも、個人向けサービスとBusiness・Enterprise・API等ではデータの扱いが異なります。「ChatGPT」という名称だけで判断せず、実際に使う環境を確認してください。他社の生成AIも各社の公式規約・プライバシー説明を確認します。

無料・登録不要

送信前の文章をブラウザ内で確認する

メールアドレス、電話番号、URL、IPアドレス、認証情報らしい形式などを確認し、選んだ箇所をマスキングできます。入力は外部APIへ送信せず、保存しません。

AI入力前チェックを使う

候補が0件でも安全を保証しません。組織の規程と目視確認を優先してください。

主力ツールで確認できる範囲

現在のツールは、メールアドレス、電話番号、URL、IPv4、郵便番号、明確な認証設定、Bearerトークン、秘密鍵開始行、APIキーらしい形式を規則で探します。カード番号候補、住所らしい表現、「社外秘」「未発表」などの注意語は要確認として示します。人名、会社名、案件名、社内コードは利用者が指定語として追加できます。

ツールだけでは判定できない範囲

よくある疑問

学習利用をオフにすれば、会社情報を入力できますか

一律には言えません。学習利用以外にも、保存、運用上のアクセス、契約、所属組織の規程があります。設定だけで判断せず、許可されたサービスと情報範囲を確認してください。

氏名を消せば匿名になりますか

氏名を消しても、所属、役職、案件、日時、固有の出来事の組合せから個人を推測できる場合があります。必要な粒度まで抽象化し、組合せを確認します。

自分の情報なら入力してもよいですか

サービスのデータ取扱条件を理解したうえで判断します。仕事の文章には顧客や同僚など第三者の情報、会社の情報が混ざることがあるため、自分の情報だけだと思い込まないことが重要です。

参考にした一次情報

参照確認日:2026年9月4日。制度、規約、サービス仕様、設定は変更される可能性があります。最新の公式情報を確認してください。

まとめ

ChatGPTなどへ仕事の情報を入力する前に、組織の許可、サービス条件、入力内容の3点を確認します。個人情報、認証情報、機密情報、社内固有情報は、不要なら削除し、必要な場合も許可範囲で置換・抽象化します。ツールは形式的な候補探しを補助できますが、最終判断はできません。

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